
美容や健康によいと話題のサジーベリー。自然の果実からつくられた食品なので、基本的には「副作用」はないとされています。ただし、人によっては体調に変化を感じることもあるため注意が必要です。この記事では、「副作用」という言葉の正しい意味や、サジーを安心して楽しむためのポイントをご紹介します。
結論、サジーベリーには副作用は存在しない
インターネットで「サジー」を調べるとサジェスト表示で「サジー 副作用」「サジー 危険性」といったネガティブなキーワードが表示されており、それらを見かけて不安に感じたことがある方もいるのではないでしょうか。でも実は、これって少し誤解を招く表現です。医学的な観点から考えると、サジーベリーに“副作用”という言葉を使うのは適切ではありません。
「副作用」の正しい定義
「副作用」とは、もともと医薬品に対して使われる専門用語で、「本来の目的とは異なる好ましくない作用」を指します。つまり、薬を使ったときに期待しない症状や体調変化が起きることを意味しています。
一方、サジーベリーは医薬品ではなく、果実を原料とした自然食品。日本では、サジーは「食品」として扱われており、薬事法や食品衛生法に基づいて販売されています。したがって、「副作用がある」といった表現は、本来あてはまりません。
副作用がないとはいえ、体に合う・合わないはある
サジーはビタミンやミネラルが豊富で、一般的には安心して取り入れられる食品ですが、すべての人に必ずしも合うとは限りません。たとえば、体質や体調、飲むタイミングなどによって、「ちょっと胃がムカムカした」「お腹がゆるくなった」ということも。
こうした変化は医薬品の“副作用”とは異なり、あくまで食品に対する一時的な体の反応です。正しい知識と適量を守って摂取すれば、サジーは毎日の健康習慣に取り入れやすい自然食品といえるでしょう。
過剰摂取には注意!体調に影響が出る可能性も
サジーベリーは栄養価が非常に高く、鉄分やビタミンC、リンゴ酸、β-カロテン(プロビタミンA)など、体に嬉しい成分を豊富に含んでいます。ただし、どんなに体に良い食品でも、摂り方によっては一時的な体調変化が起きることも。ここでは、代表的な栄養素ごとに注意点をわかりやすく解説します。
鉄分の摂りすぎって大丈夫?
サジーの栄養成分で特に注目されているのが「鉄分」です。
貧血気味の女性にとってはありがたい成分ですが、「摂りすぎたらどうなるの?」と心配される方もいるかもしれません。
まず、日本人の食事摂取基準(2020年版)では、1日あたりの鉄分の上限は以下の通りです。
・成人女性:40mg/日
・成人男性:50mg/日
では、サジージュース30mlに含まれる鉄分はどのくらいかというと、約1.2mg。これは一般的な分析結果(一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC調べ)から導き出された数字です。
仮にこの上限をサジージュースを飲んで超えようとすると、
・女性なら約1,000ml以上
・男性でも約1,250ml以上
を一日に飲まなければなりません。つまり、通常の摂取量(30~60ml)を守っている限り、鉄分の過剰摂取になる心配はまずありません。
さらに、最新の食事摂取基準(2025年版)では、「遺伝子の異常が無い場合は、食事での鉄分過剰摂取による健康被害のリスクは非常に低い」とされています。これは、体内でへプシジンというホルモンが鉄分の吸収を自然に調整してくれるおかげです。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
β-カロテン(プロビタミンA)は安心して摂れる?
サジーにはβ-カロテンという成分も多く含まれており、これは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。こうした成分は「プロビタミンA」と呼ばれ、余った分は体外に排出されるため、基本的に体に蓄積しません。
動物性のビタミンA(レチノール)は妊娠中の過剰摂取が問題になることもありますが、サジーに含まれるような植物性のβ-カロテンであれば、妊娠中でも安全に摂取できると厚生労働省も認めています。
酸っぱさで胃が痛くなる?酸性成分による刺激に注意
サジーは非常に酸味が強いのが特徴で、30mlあたりに約400mgのリンゴ酸が含まれています。pH値も2.5〜3.0と、レモン汁に近いレベルの酸性度。体調や飲み方によっては、胃に刺激を感じることもあります。
よくある体調の変化と、対処法は以下の通りです。
起こりうる症状と対処法
起こりうる症状 | 主な原因 | 対処法 | 改善までの目安 |
---|---|---|---|
胃のムカつき | 空腹時の酸性刺激 | 食後に飲む/水で希釈して飲む | 1-2時間 |
軽度の下痢 | リンゴ酸の働きで腸が活発に | 摂取量を減らす/様子を見る | 数時間~1日 |
胃もたれ | 濃度が高すぎる場合 | 2〜4倍程度に薄めて飲む | 30分~1時間 |
このように、体質や飲むタイミングによって一時的な不調が出ることもありますが、どれも「副作用」とは言えないものばかりです。症状が気になる場合は飲む量を調整したり、希釈したりすることでほとんどが改善されます。
サジーベリーを飲む際に注意が必要な人
サジーベリーは、健康効果を感じられる飲み物でありますが、飲むのに気を付けるべき方もいます。ただ、少し気を付けるだけで飲んでも問題ない方もいます。どういった方が、飲む際に注意が必要なのか紹介します。
妊娠中の方
長期間にわたってビタミンAの過剰摂取を続けると、胎児の先天異常の原因となることがあります。サジーベリーにはビタミンAが豊富に含まれているため、妊娠中の方は飲みすぎには注意しましょう。ただ、これは過剰摂取した場合になるため、目安の量を飲めば心配ないでしょう。それでも心配なときは、妊娠期間中だけ飲むのを控えるというように対策するとよいかもしれません。
胃が弱い方
サジーベリーは、比較的酸っぱい飲み物であるため、胃が弱い方は飲み方に注意しましょう。口コミでは、胃が弱い方はムカムカしたり痛くなったりする方もいるでしょう。牛乳やジュースで割ると、飲みやすくなるという口コミが多く見られます。なかには、はちみつや豆乳と割って飲んでいる方もいました。胃が弱い方は、濃くしてしまうと負担が掛かるため、できるだけ薄くして飲むのがおすすめです。
匂いに敏感な方
サジーベリーは、独特なにおいがあるためにおいに敏感な方も、なるべく薄くして飲むとよいでしょう。とくに、オレンジジュースと割って飲むと、比較的においが気にならなくなるようです。色々な飲み物と割ってみて、自分好みにアレンジしてみるのも良いでしょう。
サジーベリーを美味しく安全に飲む秘訣
サジーベリーを、よりおいしく健康的に飲みたい人もいるでしょう。安全に飲むことで、健康にも効果が発揮できます。サジーベリーを美味しく安全に飲む秘訣について紹介します。
空腹時を避け原液では飲まない
サジーベリーは、体に良いとされるリンゴ酸が多く含まれる飲み物です。このため、酸味が強く空腹時に飲んだり、胃が弱い方が飲んだりすると負担を掛けてしまいます。飲む場合には、空腹時を避け水やお湯・ジュースや乳製品などで、4~6倍に薄くしてから飲むと美味しく安全に飲めるでしょう。
食物アレルギーを持っているかた
サジーベリーには、健康によいとされる成分が豊富に含まれています。もちろん、リンゴ酸も含まれているため果物アレルギーやアレルギーがある方は、医師に相談してから飲むようにしましょう。アレルギーがある方は、自己判断で飲まず医師に相談することで安全に飲めるでしょう。
成分や原料が気になる方へ
サジーベリーには、日本国内製造・有機認証・他複数の国際認証に準拠した安心安全の有機サジー原料が含まれています。しかし、しっかり自分の目で見て安全を確かめたい方もいるでしょう。ホームページでは、安全検査(急性毒性検査、アンチドーピング検査等)の詳細を記載しています。サジーベリーを試してみたい方は、自分の目で見て飲むかどうか判断することをおすすめします。
まとめ
本記事では、サジーベリーに副作用はあるのか、そして飲むのを気をつけるべき人の特徴を解説しました。近年、美容や健康意識が高まるなかで、一般的な食べ物や飲み物だけでは物足りないと考える方もいるでしょう。このようななかで、手軽に飲めるサジーベリーは人気を集めています。健康のために何か始めたいけど、何から始めたら良いか分からない方はサジーベリーを試しているのもひとつの方法です。本記事が、サジーベリーに興味がある方や試してみたい方の参考になれば幸いです。
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