糖尿病などの予防に！サジーベリーに含まれる抗酸化作用を解説

糖尿病など、生活習慣病になりたくない方向けに、注目の健康食材であるサジーベリーをご紹介します。研究によれば、豊富に含まれる抗酸化の栄養素（ビタミンC）が細胞を守り、活性酸素から体を守る効果が期待できるとされています。この記事では、サジーベリーの抗酸化作用に焦点を当て、どのような作用により美しさや健康維持をサポートしているのか解説します。

抗酸化力とは老化を防ぐ力

はじめに結論から言うと、サジーベリーは医薬品ではないために、糖尿病予防に効果があると照明されているわけではありません。抗酸化力とは、体内の酸化を抑制し、老化や生活習慣病を防ぐ重要な機能です。

酸素は、筋肉を動かすのに必須の物質であり、体にとって貴重なエネルギー源となる一方で、消費される過程で発生する活性酸素は、細胞や組織にダメージを与え、さまざまなトラブルの原因となります。体内での酸化は、紫外線や喫煙、ストレスなど外部要因によって増加します。酸化が進むと、引き起こされ進行するのが、糖尿病や高脂血症、肝臓の機能低下などの生活習慣病のリスクです。

抗酸化力は、これらのトラブルを予防し、健康を維持するために欠かせないものといわれています。抗酸化力をつけたい、そんなときに摂りたいのが、抗酸化成分が含まれている植物性食品であり、その代表例がサジーベリーです。

サジーベリーには活性酸素を除去し、抗酸化力を高めてくれるカロテノイド、ポリフェノール、ビタミンなどが豊富に含まれています。これらの成分が、年齢とともに減少する体内の酵素を補完し、高酸化力を高めて美しさの維持、健康な生活をサポートしてくれるため、積極的にサジーベリーを摂取するのがおすすめです。

サジーベリーに含まれるおもな栄養素

サジーベリーは、200種類以上の栄養素がバランスよく含まれているスーパードリンクです。その中でも代表的な栄養素に注目してみましょう。サジーベリーの摂取は、これらの栄養素を効率よく取り入れる手段です。健康促進や生活習慣病の予防に寄与する成分を多く含むサジーベリーを取り入れることで、健康維持が期待できるでしょう。

ビタミンC

サジーベリーには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を助け、傷の治りを促進し、免疫力を向上させるなど、さまざまな健康効果が期待されます。人間の体で一番多い成分は水ですが、その次に多いのがたんぱく質です。コラーゲンは、たんぱく質の30％を占める重要な物質で、細胞をつなぐ役割を果たしています。

また、ビタミンCは免疫力をアップさせる効果があり、風邪などの回復力を高めます。さらに、サジーベリーに含まれるビタミンCの、亜鉛の吸収をサポートしてくれるサポート機能も見逃せません。亜鉛は、人体にとって重要なミネラルであり、計画的に摂取することが推奨される成分です。亜鉛は、100種類以上の酵素活性にかかわっており、薄毛や抜け毛の防止や免疫器官のサポート、味蕾の形成、新陳代謝の促進など、多岐にわたる活躍が期待できる成分です。

アミノ酸

サジーベリーはアミノ酸の宝庫といえるほど、多く配合されています。アミノ酸はたんぱく質を構成する成分であり、中でも必須アミノ酸は筋肉を作ったり、神経伝達物質や脂肪を燃焼させたりするのに役立ちます。必須アミノ酸は、人体で生成できないため、食事から摂取するしかありません。サジーベリーには、すべての必須アミノ酸が含まれており、とくに疲労回復が期待されるアスパラギン酸が豊富です。

老化防止以外のうれしい機能

サジーベリーは、抗酸化作用が注目される飲料ですが、その他にもさまざまな機能が期待されています。その中でも心脳血管、循環系疾患への効果は注目です。サジーベリーに含まれる成分が血行を促進し、血栓の形成を防ぎ、心臓症状の改善や脂質退社改善への効果が見いだされています。サジーフラボノイド製剤は、虚血性心脳血管、循環系疾患に対する医薬品として臨床現場で活用されており、研究が進んでいます。

また、肝障害および消化器疾患への効果も見逃せません。小児科急性肝炎患者に対する試験において、回復する傾向が見られるなど、サジーエキスの顆粒剤を飲んだ患者の肝機能の正常化に寄与するとともに、消化不良や便秘などにも有効性が報告されています。

また、呼吸系疾患については、サジーベリーの成分により、咳や喘息などの呼吸系疾患の症状を改善する作用が認められています。慢性気管支炎や老年性肺心症に対する特用薬としてモンゴルで収載されており、その効果が認められていることに注目です。

さらに、サジーベリーは、免疫賦活およびがん予防のドリンクとしても優秀です。免疫賦活作用や老化の抑制、ストレス性胃潰瘍の改善、抗炎症、アレルギー抑制、有害ガスや放射線障害への保護など、免疫関連の機能が認められています。

以上のようにサジーベリーの継続的な摂取は、健康に大きく貢献するひとつの手段といえるでしょう。ただし、日本において薬として認められているわけではないため、具体的な効果については個人差があります。特定の効果を期待して摂取する場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

まとめ

サジーベリーは、その抗酸化作用により、さまざまな体の不調に対する有望な健康補助食品となる可能性があります。活性酸素の影響から体を保護し、細胞の健康を促進するサジーベリーの恩恵は多岐にわたります。疾患リスクを軽減したい場合などに、健康な生活習慣の一環として、サジーベリーを摂取することで、健康への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。